「まぁ落ち着けよ柚生。気持ちはわかるけど、まずは苺花を返してもらわないと」
そう言ってゆずくんの肩に手を置いたのは、次男の蒼依くん。
肩まで伸びた艶のある黒髪をハーフアップした大人っぽい風貌の蒼依くんは、兄弟の中で一番の常識人で、ERRORsには欠かせない潤滑油のような存在の副総長だ。
ただ、女の子を見つけると口説かずにいられない女たらしなところが残念なところ。とは言え私みたいなお子様は論外だってよく言ってる。
「まぁ、万が一苺花になんかしてたら俺も黙ってないけど」
いつもは他二人をなだめるだけの蒼依くんも、今日ばかりはなんだか前のめり。蒼依くんもなかなかの心配性だからなぁ……。
そして、そんな二人の後ろでひときわ存在感を放っている、長男。
「羽根村ぁぁあああ!!」
その怒声で、ビリビリと、建物が揺れた。
そう言ってゆずくんの肩に手を置いたのは、次男の蒼依くん。
肩まで伸びた艶のある黒髪をハーフアップした大人っぽい風貌の蒼依くんは、兄弟の中で一番の常識人で、ERRORsには欠かせない潤滑油のような存在の副総長だ。
ただ、女の子を見つけると口説かずにいられない女たらしなところが残念なところ。とは言え私みたいなお子様は論外だってよく言ってる。
「まぁ、万が一苺花になんかしてたら俺も黙ってないけど」
いつもは他二人をなだめるだけの蒼依くんも、今日ばかりはなんだか前のめり。蒼依くんもなかなかの心配性だからなぁ……。
そして、そんな二人の後ろでひときわ存在感を放っている、長男。
「羽根村ぁぁあああ!!」
その怒声で、ビリビリと、建物が揺れた。