「苺花!!」
「翠くん……!」
翠くんが私の方に来ようと前のめりになったけど、何重にも縛られた縄は翠くんを逃がしてくれそうにない。
久しぶりの再会がこんな形になるなんて、と涙が溢れそうになる。
「ずっとこの時を待ってたよ、羽根村翠ちゃーん」
安護がヘラヘラ笑いながら翠くんの元へ近づく。
「安護……!お前……!!」
「翠ちゃんに俺のだーいじなJesus潰されてもう半年かぁ。取り戻すのにこんな時間かかっちゃったよ。お前にやられた腕の傷、今でもたまに痛むんだ。その度そのキレイな顔思い出してはらわた煮えくりかえってさぁ……あぁ、ようやくその顔をグチャグチャに出来るんだと思うとウズウズするぜぇ!」
興奮した様子で笑う安護に、鳥肌が止まらない。
なんて自分勝手で、恐ろしい人だろう。
こんな人が総長の暴走族チームが復活したら、きっと大変なことになる。
「お前の目的は僕だろ?苺花は解放しろよ!」
「えー?どうしようかなぁ。翠ちゃんの態度次第か、な!」
安護が翠くんの頬目掛けて思い切り殴った。
翠くんが小さくうめき声をあげる。
「翠くん!!」
翠くんの口隅に血がにじんだ。
「翠くん……!」
翠くんが私の方に来ようと前のめりになったけど、何重にも縛られた縄は翠くんを逃がしてくれそうにない。
久しぶりの再会がこんな形になるなんて、と涙が溢れそうになる。
「ずっとこの時を待ってたよ、羽根村翠ちゃーん」
安護がヘラヘラ笑いながら翠くんの元へ近づく。
「安護……!お前……!!」
「翠ちゃんに俺のだーいじなJesus潰されてもう半年かぁ。取り戻すのにこんな時間かかっちゃったよ。お前にやられた腕の傷、今でもたまに痛むんだ。その度そのキレイな顔思い出してはらわた煮えくりかえってさぁ……あぁ、ようやくその顔をグチャグチャに出来るんだと思うとウズウズするぜぇ!」
興奮した様子で笑う安護に、鳥肌が止まらない。
なんて自分勝手で、恐ろしい人だろう。
こんな人が総長の暴走族チームが復活したら、きっと大変なことになる。
「お前の目的は僕だろ?苺花は解放しろよ!」
「えー?どうしようかなぁ。翠ちゃんの態度次第か、な!」
安護が翠くんの頬目掛けて思い切り殴った。
翠くんが小さくうめき声をあげる。
「翠くん!!」
翠くんの口隅に血がにじんだ。