低く、オチャラけた声。
ずっと探していた、大嫌いな声の主。
「お前……安護か……!」
《ピンポーン大正解~~!》
やっぱり、という思いで拳をギリ、と握りしめる。
僕が口にした〝安護〟という単語に、ERRORsも龍乱會も騒然とし始める。
「どこにいるんだ、安護……!」
ERRORsとの関係悪化を不審に思うようになってから、確信はなかったけど、きっと安護が絡んでいると思っていた。
だからずっと橙に探させていたけどなかなか消息を掴めなかった。
《どこにいるかって?クク……いつだったかお前にやられたとこだよ》
Jesusのアジトか……!
《お前の愛しの苺花ちゃんもここに居まーす》
「苺花……!?そこにいるのか!?」
《会いたい?会いたいよな。ずぅっと会えてなかったんだもんな。泣けるねぇ、切ないねぇ。いいよいいよ~会わせてやるよ、だぁーい好きな彼女に。お前が俺に、殺されてくれればな》
「安護……お前……!」
安護はひとしきり高笑いしてから、必死に笑いをこらえながら言った。
《一人で来いよ。絶対にな》
そう言い残して安護は、ブツリと通話を切った。
ずっと探していた、大嫌いな声の主。
「お前……安護か……!」
《ピンポーン大正解~~!》
やっぱり、という思いで拳をギリ、と握りしめる。
僕が口にした〝安護〟という単語に、ERRORsも龍乱會も騒然とし始める。
「どこにいるんだ、安護……!」
ERRORsとの関係悪化を不審に思うようになってから、確信はなかったけど、きっと安護が絡んでいると思っていた。
だからずっと橙に探させていたけどなかなか消息を掴めなかった。
《どこにいるかって?クク……いつだったかお前にやられたとこだよ》
Jesusのアジトか……!
《お前の愛しの苺花ちゃんもここに居まーす》
「苺花……!?そこにいるのか!?」
《会いたい?会いたいよな。ずぅっと会えてなかったんだもんな。泣けるねぇ、切ないねぇ。いいよいいよ~会わせてやるよ、だぁーい好きな彼女に。お前が俺に、殺されてくれればな》
「安護……お前……!」
安護はひとしきり高笑いしてから、必死に笑いをこらえながら言った。
《一人で来いよ。絶対にな》
そう言い残して安護は、ブツリと通話を切った。