――ルリと私は、明志くんたちがERRORsに入る前からの仲良しだ。
派手なものや目立つものが大好きなルリと、シンプルでどちらかと言うと控えめなものが好きな私。
見た目は正反対な私たちは、小学二年生の時にお互い甘いものが大好きってわかったことがきっかけで仲良くなった。
当然、ルリのことはよく知ってる。ルリがとっても優しくて、根が真面目で、意味もなく人を陥れるようなことをする子じゃないってこと。だからこそ聞きたいことがある。
「あのね、ルリ……例の事件のことについて聞いてもいい?」
その瞬間、ルリの顔が一気に強張るのが分かった。
食欲が失せてしまったのか、カップケーキを置いて私から目を逸らす。
「ごめん苺花……そのことは、もう……」
「わかってる。もう思い出したくないんだよね。でも大事なことなの。ERRORsのこれからのためにも……!」
私の熱意が伝わったのか、ルリは眉をひそめながらも首を縦に振った。
「わかった。何が知りたいの?」
派手なものや目立つものが大好きなルリと、シンプルでどちらかと言うと控えめなものが好きな私。
見た目は正反対な私たちは、小学二年生の時にお互い甘いものが大好きってわかったことがきっかけで仲良くなった。
当然、ルリのことはよく知ってる。ルリがとっても優しくて、根が真面目で、意味もなく人を陥れるようなことをする子じゃないってこと。だからこそ聞きたいことがある。
「あのね、ルリ……例の事件のことについて聞いてもいい?」
その瞬間、ルリの顔が一気に強張るのが分かった。
食欲が失せてしまったのか、カップケーキを置いて私から目を逸らす。
「ごめん苺花……そのことは、もう……」
「わかってる。もう思い出したくないんだよね。でも大事なことなの。ERRORsのこれからのためにも……!」
私の熱意が伝わったのか、ルリは眉をひそめながらも首を縦に振った。
「わかった。何が知りたいの?」