教室に入ってからはまともに練習しないで紫苑の話。 『夏姫ちゃんの好きな人河嶋とかマジ以外やん?』 『それ!河嶋のどこが好きと?』 『さぁ?どこやろ』 あたしは適当に受け流す。 2台ある卓球台は両方使われてて、あたしは壁打ちをしながら答えた。 『ねぇねぇ!見てぇ』 愛ちゃんが黒板に大きい相合い傘を書いた 名前はあたしと紫苑。