『話がありま~す』
と裕芽ちゃん

『それ重要?』

『出来れば来てくれん?』

あたしが初めて口を開いた。


『う~ん。分かった』


やっと出て来てくれた。

今まで寝てたのかな?

髪がはねてる。

ちょっと可愛い。

だけど、嫌いって言ってたからずっと後ろを向いていた。


『あんね!!校長先生が!!!』

『4月5日の9時から!!!』