初めての授業の時


指定された教室に入ったあたしの目を釘付けにしたのは



紫苑の笑顔


いるとは思わなかった。

あたしは黒板に貼ってある座席表をみた。



河嶋の隣りに


上田


大好きな人の横に、自分の名前



あたしは静かに座った。

『はい。これからのグループを発表します』