そして彰からの視線も。


何でこんなに見られているのだろうか。


「電車乗るよ」


「うんっ」


電車に揺られて数分、隣の市に着いた。


スイパラは比較的近いところにあるから行きやすいとのこと。


スイパラはビルの中にあってそこの2階。


2階の窓がカラフルに彩られていてすごく可愛い。


私が目を輝かせている隣で、青柳くんもジーッと物珍しく眺めている。


「……初めて来た」


ボソッと聞こえないくらいの小さな声で青柳くんが言っていたのを、私は聞き逃さなかった。


もしかして男の人1人で入るのが今まで出来なかったとか。


って勝手に決めつけるのはダメだよね。