それに一緒に入ってきた青柳くんに迷惑がかかってしまう。


ほら、今だってみんなコソコソと話していて。


「青柳くんと一緒に入ってきた……離れて欲しい」


とか……めちゃくちゃ聞こえてくる。


当たり前。


席に着くと、もちろん青柳くんが隣にいて、少し経ったら彰も前の席に座った。


女の子からの視線。


冷たくて痛い、そんな気にしてなくても、感じる視線に私はぎゅっと目を瞑った。


私、これからやって行けるのかな……?