離れた時も赤くて溶けそうな表情をしていたから、もう一度軽くキスをした。


恥ずかしそうに俯き始める純恋に、笑顔を向けると、純恋も笑ってくれた。


俺には純恋しかいない。


純恋だけでもいい。


そう思うほどに可愛い。


大好きだ。


次に一緒に登校する時、先に界と彰に付き合ったことを伝えておいた。


2人とも純恋が好きだったから少し怒ってきたけど、最後は祝ってくれた。


今も彰と界が近くにいるのはムカつくけど。


手を絡ませて恋人繋ぎにして歩いていた時、俺に笑いかけながら握り返してくれて愛おしさが溢れた。


有馬も合流した時、誰も見ていないのを確認した上で純恋にキスをして笑った。


こんなに可愛い恋人はどこにもいない。


これからも絶対誰にも渡さないからな。