「別に、ふたりが付き合ったからと言って、俺は邪魔なんてしない。けど前も言ったけど諦める気は全くねぇ」


「ははっ、彰は純恋ちゃんのこと可愛くて仕方がないって言ってたからねー」


「は、はぁっ?言ってねぇよ……思ってたけどさ……」


聞こえないくらいのか細い声が聞こえてしまい、私は少し恥ずかしくなった。


「まぁ、俺も諦めたくはないけど、ふたりが付き合ったのだったら俺は応援するよ」


「あ、ありがとうっ……!」


2人がおめでとうと言ってくれたのが嬉しくて、ついつい笑顔が込み上げてしまう。