青柳くんと有馬さんが中に入ってから少し経って、私と宮野さんが中に入っていく。


宮野さんとこの機会に仲良くなりたいと思っていたから、話す話題を考えていた。


あっ、カレーの話でもしてみようかな?


「ひゃあっ!?」


話しかけようと口を開いた時、有馬さんの悲鳴が聞こえた。


結構前に居るはずなのに、すごく近くに居るような気がする。


「日生さん、前」


「え?ひゃああっ!!!」


足元にゾ、ゾンビの頭が転がってるー!!


しかもめっちゃリアルだし、薄暗いところで見たら本当にゾンビみたい。


宮野さんの服をギュッと掴んで、宮野さんについて行くと、宮野さんの肩がびくりと跳ねた。