いざという時は2人に助けてもらおう。


3人で並んで歩く時、私は車道側に居た。


甲高い大きな音が鳴って、私は青柳くんに肩を抱かれた。


車が猛スピードで迫っていたんだ。


ギュッと強く抱きしめられて、ドキドキが止まらない。


危なかった……青柳くんがこうしてくれないと私死んじゃってたかも。


というか今抱きしめられて……。


「っ……!!」


それに気づいた私は勢いよく離れた。


逆にドキドキして来てしまう。


彰の前で抱きしめられた……抱きしめられちゃった。


付き合ってないのに……。