もう遅いんだって思っても、もう戻れないけど、もう一度純恋の1番の特別になりたいって心から願った。


しかも転校生の楠も、マスクとメガネを付けている純恋の本当の表情を察して、一目惚れしてしまったらしいし。


俺の出番はない。


それでも俺に笑いかけてくれる純恋がまだ好きだ。


俺も諦めたくない。


界や優希、楠にも負けないように、純恋に1番相応しいような男になるから。


その時は……純恋、俺の気持ちを聞いて欲しい。


俺はお前の彼氏として特別になりたい。