俺はこう言う運命なのかもしれないと悟った。


夏祭りの日、浴衣を着た純恋と偶然出くわした。


しっかりメイクをしていて、マスクも外しているし、髪の毛も整えられている。


俺に見られた恥ずかしさで顔を赤らめていたのも、俺をもっと好きにさせてしまった。


すぐに逃げられたけど。


有馬と一緒に祭りに行くとの事で安心していたから、何も起こらずに夏休みが明けると思っていた。


「ん……」


眠たくなって寝かけていた時、不意にスマホがなった。


その送り主は……優希。