隣にいる青柳くんは花火を見ながら、幸せそうにわたあめを食べていて、さっき告白されたばっかりなのに可愛いと思った。


甘いものを食べている時の青柳くんは小動物みたいで、母性本能をくすぐられる。


花火を見ながら返事を考え続けていた時、有馬さんに話しかけられた。

その時。

「日生さん!!」


「絵名?」


「……えっ?」


私たち4人が一斉に振り返ると、有馬さんのお友達らしき人達が私たちを見ていた。


青柳くんと界の存在、日生さんと呼ばれた私。


「今、日生って言ったよね……もしかして"あの"日生さんなの?」


私……素顔を見られてしまった。


学校どうなるの……!?