青柳くんの事を好きになるかは分かんないけど、今は曖昧にしておく。


もしも青柳くんを好きになった時は、有馬さんと正々堂々ライバルで居たいな。


「よーっし!帰ろ!!また夏休み明け会えるしね!」


浜辺を軽い足取りで歩く有馬さんの後ろを私は着いていく。


その時も私はさっきの告白の内容を考えていた。


有馬さんが青柳くんの事を好きだと言っているのに、これからも一緒に登校を続けてもいいの?


一緒に遊びに行ったりしたけど大丈夫なの?


そんな思考がぐるぐると回りながら、私は家まで帰った。