入学式の時間が近づいてくる。外を見ると、続々と保

護者の車が校庭に来ていた。すると、いろんな種類の

車が止まっている所の横に小さい公園があることに気

づいた。そこには、小さいけど精一杯咲いている桜

の木があった。その木の下の下のベンチらしきところ

に誰かが座っていた。ここは2階の教室だ。だからあ

まりはっきりとは見えないけど、きっと私たちと同じ

入学生だろう。もうすぐ入学式始まるのに。

私は時計で時間を確認すると、誰かがいる公園へと走

った。