いつか、甘い味を感じてみたい。
せめて定期的に食べないといけない甘いお菓子は、味を感じられればいいのになって願いながら、生きてきた。
そんな中、桜さんは僕のために毎日甘いお菓子を作ってくれて、学園に持ってきてくれるようになった。全部が甘くて、すごく美味しくて――。
一回甘い味を知ると、頭から離れなくなった。
桜さんのことも、知れば知るほど頭から離れなくなった。
桜さんから手作りのケーキをもらった日、桜さんが占いで〝得意なことでそのハッピーを捕まえて逃がさないように〟ってことと、〝ラッキーカラーは白色〟って言われてて。
桜さんへの想いが深くなっていくと、ずうずうしいけれど、僕が桜さんのハッピーになれればいいなって思うようになった。全く興味のなかった占いにも興味が湧いてきた。
白い服を買いにいき、それを着て桜さんの家に行ったりもした。桜さんに少しでも意識して貰えるように。
――桜さんの家に行った時は、すごく緊張したなぁ。
その時にはもう、桜さんのことが好きになっていたんだと思う。甘いお菓子をくれるから、僕は桜さんのことが好きなのかな?って考えた時もあったけれど、それは違う。
せめて定期的に食べないといけない甘いお菓子は、味を感じられればいいのになって願いながら、生きてきた。
そんな中、桜さんは僕のために毎日甘いお菓子を作ってくれて、学園に持ってきてくれるようになった。全部が甘くて、すごく美味しくて――。
一回甘い味を知ると、頭から離れなくなった。
桜さんのことも、知れば知るほど頭から離れなくなった。
桜さんから手作りのケーキをもらった日、桜さんが占いで〝得意なことでそのハッピーを捕まえて逃がさないように〟ってことと、〝ラッキーカラーは白色〟って言われてて。
桜さんへの想いが深くなっていくと、ずうずうしいけれど、僕が桜さんのハッピーになれればいいなって思うようになった。全く興味のなかった占いにも興味が湧いてきた。
白い服を買いにいき、それを着て桜さんの家に行ったりもした。桜さんに少しでも意識して貰えるように。
――桜さんの家に行った時は、すごく緊張したなぁ。
その時にはもう、桜さんのことが好きになっていたんだと思う。甘いお菓子をくれるから、僕は桜さんのことが好きなのかな?って考えた時もあったけれど、それは違う。