その予感が的中することになるなんて。
* * *
俐月くんと同居が始まって早くも一週間。
最近の俐月くんは夜ふたりっきりになると、ものすごい甘いイジワルをしてくる。
「あー……羽瑠はこうされるの好きなんだ」
「う、や……っ」
今だって俐月くんの部屋で……しかもベッドの上で抱きしめられて触れられて。
まだ出会ったばかりなのに、この距離感ぜったいおかしい。
なのに、抵抗する気になれないの。
俐月くんからの甘い刺激を、身体が覚えてしまってるみたいで。
「ほら……ちゃんと言えよ」
「言え、ない……」
「どうしてほしい?」
「だ、だから……ん」
指先でわたしの唇に触れて、グッと力を込めてくる。
それすらクラッときて、思わず口にしてしまいそうになる。