すべての説明が終わって、寮に帰ってきたわたしは今とっても大ピンチ。
「羽瑠。いい加減こっち来いって」
「だって、俐月くんピアッサー持ってる……!」
ソファにドーンと座って、こっちに来るよう手招きしてる俐月くん。
いざ開けるってなると、やっぱり怖い……!
痛くない方法とかないのかな⁉︎
「さっさと開けたほうが気が楽だって」
「でも、痛いのは怖いよ……」
「んじゃ、まずは羽瑠が俺のやって。ちょうどピアスの穴増やしたかったんだよね」
俐月くんに捕まり、ソファのほうへ。
右手にピアッサーを持たされて、しかも体勢がおかしなことになってる……!
「な、なんでわたしが俐月くんの上に乗るの……⁉︎」
「このほうがやりやすいから?」