「ふふっ。嫌いなジョサイアへの、せめてもの、嫌がらせよ! 小国だろうが、隣国から関税について話し合いたいと言われれば、国として対応しなければいけないでしょう? 一番に夫婦傍に居たいと思う蜜月に、仕事ばかりになれば良いと思ったの……けど、なんだか気が済んだから、もう止めるわ」
「あ、もしかして、これまでジョサイアが忙しいのも、全部全部……!」
これまで、寝る間も惜しんで仕事をしていたジョサイア……そう。自分が率先して、仕事をこなしていたのも、全部、オフィーリア様が仕掛けていたんだ!!
だって、自分の元婚約者が仕掛けて王も多忙を極めているとなれば、真面目なジョサイアは自分が一番に働くはず。
「そういうこと! 私の恋人は、今関税についてごねている隣国で、ほとんどのお金の流れを握っているの。だから、王族と言えど彼の意向は無視出来ないの」
なんだか、オフィーリア様のことを、今日までずっと勘違いしていた自分が、恥ずかしい。
彼女は元婚約者への恋の橋渡しをした挙げ句、ちゃんと手痛い仕返しまでも遂行済みだった。
「尊敬します。オフィーリア様。素敵……」
「あ、もしかして、これまでジョサイアが忙しいのも、全部全部……!」
これまで、寝る間も惜しんで仕事をしていたジョサイア……そう。自分が率先して、仕事をこなしていたのも、全部、オフィーリア様が仕掛けていたんだ!!
だって、自分の元婚約者が仕掛けて王も多忙を極めているとなれば、真面目なジョサイアは自分が一番に働くはず。
「そういうこと! 私の恋人は、今関税についてごねている隣国で、ほとんどのお金の流れを握っているの。だから、王族と言えど彼の意向は無視出来ないの」
なんだか、オフィーリア様のことを、今日までずっと勘違いしていた自分が、恥ずかしい。
彼女は元婚約者への恋の橋渡しをした挙げ句、ちゃんと手痛い仕返しまでも遂行済みだった。
「尊敬します。オフィーリア様。素敵……」