紗菜ちゃんが原因不明の病で倒れて、大きな病院に入院してから一週間が経った。
でも、本当は病気じゃないらしい。
病院でたくさん色んな検査をしたらしいけど、なにも見つからなかったんだって、紗菜ちゃんのママが私のママに話してるところを聞いちゃった。
あの日から綾ちゃんは、すっかり怖がって学校をずっと休んでるし、クラスでは誰が流したのか紗菜ちゃんは呪われたんだって噂で持ちきりになってる。
私は、怖いけど、紗菜ちゃんを助けたい気持ちがあって、学校で情報を集めることにした。
紗菜ちゃんが言っていた六年生の真理ちゃんって子と、その子が話してたやんちゃな男の子のことはすぐにわかった。
男の子の名前は小林大地くん。
背の順で並ぶと一番後ろにくるくらい背が大きい。たぶん、中学生にも負けてない。だから、ちょっとだけ話しかけにくい。
でも、紗菜ちゃんがおかしくなったのは、小林くんのことを話してたときだから、なにか知ってるんだと思って、昨日の放課後、彼に話を聞きに行った。
一個上だから、とっても勇気を出したのに「可愛いじゃん、君、何組の子?」とか、話を流されて、上手く聞けなかった。
別に私は可愛くなんかないし、彼は誰にでも同じことを言ってるんだと思う。あまりクラスの人からは好かれてないように見えたから。
結局、情報はなし。
だから、私はあの噂を信じてみようと思ったんだ。
でも、本当は病気じゃないらしい。
病院でたくさん色んな検査をしたらしいけど、なにも見つからなかったんだって、紗菜ちゃんのママが私のママに話してるところを聞いちゃった。
あの日から綾ちゃんは、すっかり怖がって学校をずっと休んでるし、クラスでは誰が流したのか紗菜ちゃんは呪われたんだって噂で持ちきりになってる。
私は、怖いけど、紗菜ちゃんを助けたい気持ちがあって、学校で情報を集めることにした。
紗菜ちゃんが言っていた六年生の真理ちゃんって子と、その子が話してたやんちゃな男の子のことはすぐにわかった。
男の子の名前は小林大地くん。
背の順で並ぶと一番後ろにくるくらい背が大きい。たぶん、中学生にも負けてない。だから、ちょっとだけ話しかけにくい。
でも、紗菜ちゃんがおかしくなったのは、小林くんのことを話してたときだから、なにか知ってるんだと思って、昨日の放課後、彼に話を聞きに行った。
一個上だから、とっても勇気を出したのに「可愛いじゃん、君、何組の子?」とか、話を流されて、上手く聞けなかった。
別に私は可愛くなんかないし、彼は誰にでも同じことを言ってるんだと思う。あまりクラスの人からは好かれてないように見えたから。
結局、情報はなし。
だから、私はあの噂を信じてみようと思ったんだ。