「どういう意味もねぇよ。そのまんまだよ」


ため息まじりに言いながら、ムニュッと愛理の小さな鼻を摘まんでやった。


「いっ、痛いよぉ~」


ったく…誰かの恋の応援なんて言ったって。


結局、頑張んなきゃいけないのはソイツ自身だろ?


ややこしいことに首突っ込みやがって──・・・


つーか、呑気に他のヤツの応援してる場合じゃないだろ。


それよりも俺が悩んでることも


ちょっとは 気づけってーのっ!