その後、さんざん耳にタコができるくらい愛理の自慢話を聞かされた。
「でね、あたしがコーチに頼んで、その子をマネージャーしてもらったの~」
よくわかんねぇけど──・・・
“今日知りあった1年の女子の恋の応援をする”
とか…言って、なにやら愛理が張り切ってる様子。
「なぁ、1つだけ言っといてやる」
「なぁに?」
「お前が関わるとうまくいくモノも、ややこしくなるからやめとけ!」
100%正直者の愛理。
物事を隠すと言うことを知らないお前が、隠れて人の恋の協力なんかできるわけねぇだろ。
「ムッ!それ、どういう意味よっ!」