その後、あたしはすぐに任務を果たすべく…行動に移した。
夏季大会に向けて、あと1人マネージャーがどうしても必要だと言い張り、コーチからしぶしぶながらもOKサインをゲット!
そして今日の練習が終わると、一目散に返事を待っていたカスミちゃんのところへダッシュした。
「あっ、カスミちゃん!」
「どうでしたか?」
「OKだって!!」
「わぁ~ホントですか?愛理先輩、ありがとうございます!」
返事を聞くまで不安だった瞳が一瞬にしてパッと明るく輝き、あたしの両手を強く握ってきた。
誰から見ても心から嬉しそうな顔をしている…カスミちゃん。
それを見てると、あたしまで嬉しくなっちゃう。
「ホントによかったね!」
「……はい」