えっ…今度はなんなんだ。


その声が向けられた先は



俺でも愛理でもなく…“小野寺”だった。



緩んでいた頬が瞬時にして固く強張り、表情が曇っていくのがわかった。


「お前、いったいなにがしたいわけ?」


「なんの…こと?」


突然はじまった藤咲と小野寺の会話に、呆然とする俺と泣きべそをかいてる愛理。