てか、愛理の目…赤くね?


俺から目を逸らしたまま、愛理は全くこっちを見ようとしない。


「なんで、お前ら2人でいんの?」


「別に朝、会っただけっすけど……」


「黙れっ!お前に聞いてねぇよ!」


吐き捨てるように言い、藤咲に向かって鋭いガンを飛ばす。


けど、こっちをしっかりと見て…それに藤咲は全く動じない。


「なに逆ギレしてるんですか?」


「なんだよ…それ、逆ギレなんてしてねぇし!」


「……してますよ。オレ やっぱり、今の陸先輩見てたら愛理先輩のことを任せられない」