「わぁぁぁぁっ、......っ、言っちゃだめ、です」
羽野さんの口を両手で抑えるように塞ぐ私。
すると、羽野さんの表情は。
.....................明らかに驚いている顔。
でも、『頑張る』そう決めた以上は。
ちゃんと、私から伝えたいと思ったから。
羽野さんの口は塞いだまま.....................
「〜〜っ、羽野さん、私、っ、たぶん、
初めて会った、あの金曜日から......っ、
羽野さんのことが、好きです!」
自分に自信のない、
自己肯定感低い私なりの告白。
こっ、告白なんてしたことなかったし。
羽野さんが、
首を縦振ってくれるとも限らなないけど。