私の性格を、分かった上での、
美希ちゃんなりの行動だと思うと、妙に納得出来て。



「............ぜんぶ、私のため、」



私は、そう、
ひと言声を出すだけで精一杯でいると.........



私からほんの少し体を離してから。



「でも、花音が嫌だったなら、ごめん、」



俯いて、
少し肩を落として謝ってくる美希ちゃん。



「............っ、最初はびっくりした、
だけど、嫌じゃない!全然嫌じゃないよ!」



そんな美希ちゃんに。



いろいろ、誤解して欲しくなくって、
大きめの声で伝えると..................



「ふふっ、そんなに真剣な花音見たの初めて」



そう言って、
いつもの可愛い笑顔で微笑む美希ちゃん。