「ごめん、ね....」


たっ。


「結捺...?」


そうだよ。


私と衣舞くんは、


正反対なんだから。


こんな気持ち、


消えちゃえばいい。


「あの、補聴器直ったから...今までありがとう」


「なんだよ、それ。
もう話しかけてくんなってこと?」


「聴こえてる?俺の声」


「あっ、おい!結捺...!」