「もう、真矢ちゃんがいれば
何もいらないかもしんない」


ほらまた、そうやって

しれっと…胸がときめくような事を…


「こんな事ばっかり言ってたら
真矢ちゃん、話してくんなくなっちゃうから
普通の話しないと嫌われちゃうね」


話さなくなるんじゃなくて

どんな反応していいのか分かんないんだし。


「真矢ちゃん、俺の事好き?」


「好き」


さすがに目を合わせて言えない…けど。


「良かった。俺も大好き。
膝枕も、抱き締めてても
真矢ちゃん困ってるから
んじゃー。手だけ繋いで話してもいい?」


「うん」


何だ、この初々しい雰囲気は…

うれしすぎる。幸せすぎる。



……好きすぎる。