チョコムースの下はキラキラしたクラッシュゼリーだった。
ほろ苦い珈琲の。
ライトが当たって綺麗だが。
なぜ、俺でこれなんだ、と田中は悩む。
お前に思いを寄せて、砕け散る俺とか?
そうなのかっ? めぐるっ。
涙を飲んで食べ進むと、いきなり、暗闇のような珈琲ゼリーの中から、コロンと愛らしいハート型のゼリーが出てきた。
ピンククオーツのような色をしている。
これは……っ。
もしや、俺の心の内にひそんでいた、お前への愛かっ?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…