窓に腰かけている雄嵩はコーラのビンを手に呟く。

「結構、似たものカップルだな」

「それで、疲れてたから、ビール呑んじゃいましょうかって。
 ガーっと」

 そこで、めぐるは言う。

「……今まで、あんまり好みじゃないなと思ってたんだけど。
 やっぱり好きかなって思ったんだよね」

「えっ?」

「雄嵩も好きになるんじゃないかな?」

「今でも好きだよ!」
「それはまずいよ!」