「おー、相変わらず、ここいいねえ。
ちょっと風が冷たくなってきたけど」
雄嵩は喜んで窓から身を乗り出し、川を眺めている。
「網戸開けたら、まだ蚊が入るから」
と言ったが、
「この網戸、穴あるし、ちゃんと閉まってないじゃん。
どうせ意味ないよ」
と反論された。
「なんか飲む~?」
めぐるが狭い台所からそう訊くと、
「おー、さんきゅー。
って、なんか作ってたのか?」
と訊いてくる。
ボウルなどが並んでいるからだろう。
「そうそう。
今日、田中さんと食べたのが美味しくて」
「えっ?
ほんとに田中さんと食べてきたの?」
ちょっと風が冷たくなってきたけど」
雄嵩は喜んで窓から身を乗り出し、川を眺めている。
「網戸開けたら、まだ蚊が入るから」
と言ったが、
「この網戸、穴あるし、ちゃんと閉まってないじゃん。
どうせ意味ないよ」
と反論された。
「なんか飲む~?」
めぐるが狭い台所からそう訊くと、
「おー、さんきゅー。
って、なんか作ってたのか?」
と訊いてくる。
ボウルなどが並んでいるからだろう。
「そうそう。
今日、田中さんと食べたのが美味しくて」
「えっ?
ほんとに田中さんと食べてきたの?」