廊下を歩く途中、朔が追いかけてきてくれるかもなんて期待をしたけど、振り向いた先は長く続く廊下。
振ったのは私だから、期待なんてしたらダメだ。
朔を頭から引き摺り出して、また廊下をひたすら歩いた。
引き戸を開けると当たり前に静かで、声をかけても誰も居ない。
でも頭は割れそうなぐらい痛いし、耐えられなくてベットを使わせてもらった。
横になって、頭の痛みは少し和らいだけど、まだ響く痛さがある。
薬もそろそろ効いてくる頃なのに。
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