何の話をしているのか、さっぱり分からない。 解説を求めようとしたけど、みづきにそっと耳を塞がれて、教室から出された。 「玄関で待ってよう」 「あ、ごめん。トイレ行きたいから、先に行ってて」 お母さんに、友達と勉強してくることを伝えないといけないし、帰る前には何となくトイレに行っておきたくなる。 みづきと千里を見送って、教室に一番近いトイレに入った。