「尚!放課後、みんなで遊ばない?」




帰りのホームルームが終わって、千里の提案にのって五人で遊ぶことになった。


遊ぶといっても、フードコートでポテトを摘みながら勉強して、時々恋愛トークして盛り上がって。




そんな単純な青春。


勉強はみんな苦手だから、できるところは教えて、できないところは教えてもらう。


カバーし合って、中学一年からこれで何とか勉強を乗り切っている。





「うん。久しぶりにあのポテト、食べたいしね」


「あそこのポテトのしんなりが好き」


「みづきは、しんなりポテト好きだよね。千里はカリカリ派だし」