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「矢吹くんは、どう思う?朔くんがモテてた頃の、誰かなのかな」




直接朔に話すのは気が引けて、次の日の朝、五人揃っての登校途中に、矢吹くんを引っ張り出して小声で聞いてみた。


こうするしかなかった。



矢吹くんなら、朔を昔から知っている唯一の友達だから。