朔が見せてくれたネックレスにはピンクゴールドの指輪がついていて、チャームのようにぶら下がっている。


宝石はついていないけど、ピンクゴールドの指輪自体が私にとってはキラキラと輝いて見えた。




「…綺麗な指輪だね」


「これ、茅柴に。付き合って初日でこんなんあげたら、俺の方がよっぽど束縛してるけど」


「ううん、嬉しい」




初めての彼氏だから、何もかもが新鮮で、プレゼントなんてもっての外。