二時間目は教室で古文の授業。


古文は一番苦手な教科で、レ点とか一二点とか意味不明な小さな文字が多いし、現代では折り返して文字を読んだりしないから覚える意味が分からない。



折り返すなんてややこしいことはしないで、真っ直ぐ読んだら良いのに。



言われたページまでパラパラとめくったけど、勉強に向かう気力もなく、時々出てくる謎のキャラクターの四コマ漫画を読んでいると、通常運転で教科書を忘れてきた朔が、何も言わずに私の方へ机を寄せてきて、先生にまた怒られていた。