「茅柴」


「ん?」


「返事は?」





今、泣いてませんでした?私、あなたを慰めてたんだけど?



この話をしてから答えるとは言ったけど、切り替えが早すぎて、さすがに笑っちゃう。




「こんな状態で断んないでしょ。朔くんには、良い返事がしたい」


「マジで!?」


「うん、マジ。お試しの一週間、すごく楽しかったから。特別なことはしなくても、朔くんと居られるだけで嬉しい」





私に巻きついたまま顔だけ上げると、またお腹に顔を埋めてグリグリし出した。