朔の方が背が高いから、私を見る時に腰を折る。


それで足元には隙間ができていたから、その空間に入り込んだ。



そのまま違う場所に逃げられるかと思ったけど、私の動きを分かっていたかのように朔の行動は早くて、私がしゃがんだと同時に朔もしゃがんできた。





「……いじめるつもりはなかったんだけどね。朔くんの戸惑う反応見るの、初めてだったから。いろんな表情が見れて、嬉しいなと思って…。ごめんなさい」


「………ピンク」


「は?ピンク?全然話が繋がってないけど」


「茅柴のスカートの中」


「え!?ちょっと…!」