ハグは朔がさすがに嫌がったから、握手していたけど握手の時間も長くて、それはそれで嫌がっているのが面白い。


先生は興奮して鼻息は荒いし距離が近くて、朔がどれだけ離れようとしても同じ距離を詰めてくる。





敢えて朔を助けないでいると、本当に嫌そうに〝先生、早くしないと用事遅れますよ〟とカバンを持たせて背中を押し、図書室から追い出した。





「あ、茅柴さん!あとよろしくね!」


「はーい」