座ると、腰を優しく撫でてくれる朔。




「びっくりしたよな、ごめんな。最初は普通にキスするだけで終わろうと思ったんだけど、他の人も見てると思ったら、見せつけたくなっちゃった」


「ごめんじゃない!男の子が同じことしたらどうするの?」


「それで良いんじゃない?ドキドキできるなら。茅柴もドキドキしてくれたでしょ?」


「ドキドキしたけど…何か」





何か、自分の中の理性が一瞬飛んだ気がして、自分が気持ち悪かった。



お腹がキュッてなった後、朔の舌を感じた時に体が浮いたようで、その浮いた感覚が気持ち良かったから。