SUNAは、例のお嬢様が中堅薬品会社の御曹司と歳の差幸せ結婚なるものをしたそうで、信じられないことにそこの子会社となり、会社名が変わってしまった。
信也さんはそれを機に、今までSUNAで販売していたノアケミカルの商品を自社に引き上げ交渉をして許された。
つまり、相川君はSUNAで売っていたノアケミカルの商品を転職してまた売ることになったのだ。
とにかく、SUNAとの関係もなんとか円満に解決できて良かった。古巣だから、何かあったらやはり悲しい。
でも、実は相川君達の後に、人事部長も転職してきた。信じられない。実は営業部長時代から信也さんと親しかったそうだ。
信也さんは私の事故の後、部長と私の具合について話をしたとき、部長もスカウト済みだったと偉そうに話していた。
私の退職についても、先に信也さんが私の意向を部長に伝えてくれていたお陰ですんなり決まったというからくりがあったらしい。