「あはは、じゃあな、住所連絡待ってる。おやすみ凛花」

「おやすみなさい、素敵な信也さん」

「……!」

「うふふ。驚いた?信也さんも赤くなった?」

「覚えてろよ、凛花。倍にして返すからな。じゃあな」

 そう言って電話が切れた。

 彼に住所を連絡するとOKと可愛いスタンプが返ってきた。

 週末が楽しみになった。

 * * * 

 とうとう土曜日が来た。