「あ……ごめんなさい、夢中で食べて……。見苦しいですよね」


スプーンをテーブルの上に置き、肩を縮こまらせて反省する。


すると頬杖をついたまま、琥珀くんがにこりと綺麗に笑った。


「ん? や、かわいーなって思ってただけ」


か、可愛いなんて。

お世辞とは言え、私にはもったいなさすぎる言葉。


そんなにさらりとそんなことを言えるなんて、やっぱり琥珀くんはもう何人もの女の子に愛の言葉を囁いてきたんだろう。