そして鎖骨に唇を押し当てられながら、中指で空いている方のふくらみの輪郭をなぞられた。 ぞわぞわっと快感が背筋を駆け上り、鼻にかかった甘い声が漏れそうになる。 「……ふっ、ん」 自分では持て余すほどの甘い衝撃を押し殺すように、必死に唇を噛みしめて耐える。 ぎゅうっとシーツを握り、自分の方へ手繰る。 そうしなければ、今まで感じたことのない未知の波に押し流されてしまいそうだった。 こんなに気持ちいいの、知らない……っ。