キスをしながら、琥珀くんの指がスカートの裾から太ももをなぞった。

ベッドのシーツをくしゃっと握って快感を散らそうとするけれど、そんなのは効果なし。

私の身体は与えられる快感に反応して淫らに揺れるだけ。


琥珀くんから与えられる刺激に意識が集中しすぎて、指先が掠めただけでびくっと肌が揺れてしまう。


恥ずかしさでじわりと涙が滲んだ。


太ももをなぞっていた指は、容赦なく上ってきて、弱い部分に触れた。


「っひゃ、ぁ……」


甘い疼きが背中を突き抜け、こらえきれない声が漏れる。


そして指先に力を込められれば。


「ゃ、あ――っ!」


快楽の波に呑み込まれ、琥珀くんの腕の中、呆気なく上り詰めてしまって。